【第29回】大名にとっての雅楽について

大名にとっての雅楽について
江戸時代の大名のたしなみの一つとして雅楽があります。
江戸城や日光東照宮での式典では、雅楽が演奏され、雅楽を愛好する大名も多くいました。その代表が、井伊家の12代直亮(なおあき)です。
京都を警護した井伊家は江戸幕府と公家との関係の中で重要な役割を担っていました。直亮が公家文化の代表的なものの一つである雅楽に力を入れたことも、このことがその背景にあったからかもしれません。

- (鈴虫が鳴く、満月の秋の夜)
殿様「秋やな・・・。涼しいわ~」 - 殿様(はっ!)「音楽!雅楽したいわ~。」
家臣「はっ。殿の楽器をお持ちしました。」 - 殿様(着替えた)「みんな集まれ。」
家臣達(楽器を持って)「お供します!」 - 殿様(演奏)「プォォ」
(転がる月見団子)
家臣「わー!月見団子が!」
(広報ひこね2025年10月号掲載)




更新日:2025年10月01日