「彦根は大丈夫」と思ってない?命を守る備えできていますか?(2026年9月号)

更新日:2026年09月01日

HP番号: 30741

9月は台風や秋雨前線の影響により、大雨や暴風が発生しやすい季節です。短時間で河川が増水したり、道路の冠水や住宅への浸水など、水害の危険性が高まります。

近年は、令和6年能登半島豪雨など、毎年のように全国各地で記録的な大雨が発生し、大規模な浸水や土砂災害が相次いでいます。「観測史上初」をよく耳にするようになり、従来には想定されていなかった、より深刻な被害もでています。

被害を最小限に抑えるためには、気象庁や市が発表する緊急情報をいち早く確認して「早めの避難行動」をとることと、一人ひとりが「日頃の備え」を行うことが重要です。 「彦根は大丈夫」と思わず、日頃から災害への備えを進めましょう。

過去には・・・

増水した川と、途中で崩れた橋の写真

平成2年9月 台風19号

  • 犬上川橋(八坂町)が落橋

平成25年9月 台風18号 !彦根市初の「大雨特別警報」!

  • 約5万人(約2万世帯)に避難指示発令
  • 市内64か所の指定緊急避難場所を開設
  • 約1,700人が避難
  • 道路の冠水、床下浸水などの被害が多数発生
芹川と犬上川の平常時と増水時の写真を並べて比べたもの

我が家のリスクは?

スマホに表示されたハザードマックと、確認事項「自宅周辺は川が近いけど浸水しない?」「近くの避難所はどこ?」「勤務先は裏が山だけど大丈夫?」「避難ルートはどうする?」

いざという時に慌てずにすむよう、ハザードマップで自宅や関係先のリスクを確認しておきましょう。

災害が発生してしまったら動けません!

  • 3m以上の洪水による浸水がある区域
  • 家屋倒壊等氾濫想定区域
  • 土砂災害(特別)警戒区域

など、リスクの高い地域にお住いの人は早めに避難を!

ハザードマップは、彦根市ホームページ、彦根市LINE、彦根市民防災マニュアル(令和4年に全戸配布)で確認いただけます。

基本メニューの「防災」から、近くの避難場所も検索できます。

彦根市民防災マニュアル2022年保存版表紙画像

市役所本庁舎(1階ライフサービス課・4階危機管理課)や稲枝支所・各出張所で市民向けに配布しています。

多言語版もあります。

近年増加している被害「内水氾濫」

マンホールから水が噴き出しているイラスト

内水氾濫とは、短時間の集中豪雨などで降った雨が下水道や排水路で処理しきれず、道路や住宅地などで溢れる現象です。

河川から離れた場所でも発生するため、「川が近くにないから安全」と思いこまないことが重要です。

大雨接近!その時どう動く?

警戒レベルごとの行動指針

<気象庁が発表>

警戒レベル1

早期注意情報

備蓄や避難経路の確認を
  • 日頃から、自宅の雨どいや地域の用水路などの清掃を行い、排水機能を確保しましょう。
    用水路にたまった落ち葉を掃除するイメージイラスト
  • 備蓄品や、非常持ち出し袋の確認を しましょう。
  • 家族と避難場所や連絡方法を確認しましょう。
  • 災害時の情報の受け取り方を確認しましょう。
    災害時には、以下のような方法で避難情報などを発信します。複数の媒体で情報が受け取れるよう、日頃から準備をお願いします。
    • 彦根市メール配信システム
    • 彦根市ホームページ(トップページ緊急情報)
    • 同報系屋外放送設備(屋外防災スピ―カー)
    • ダイヤルサービス(自動音声案内)
    • アプリ「Yahoo!防災速報」
    • 彦根市防災Xアカウント など

詳しくは災害情報の入手手段(一覧)

<気象庁が発表>

警戒レベル2

注意報

<彦根市が発令>

警戒レベル3

高齢者等避難

移動が大変な人は避難開始
  • 高齢者や障害のある人、小さなお子さんがいる家庭では、 早めに避難をしましょう。
  • 避難が必要な場合は、暗くなったり、雨が強まったりする前に早めに行動しましょう。

彦根市メール配信システムに登録すると、避難所開設のお知らせなどがメールで届きます。

スマホに届いたメールのイメージイラスト

<彦根市が発令>

警戒レベル4

避難指示

速やかに避難!
  • 自らの判断で危険な場所から 全員避難しましょう。

市が指定した避難場所への避難のほかに、安全な親戚・知人宅などへの避難も選択肢の一つです。

親戚の家に向かう母子の写真

<彦根市が発令> 

警戒レベル5

緊急安全確保 

 

ただちに命の確保を!

 

すでに周辺が浸水していたり、土砂崩れなどが起きている可能性があります。立ち退き避難ができない場合は、少しでも安全な場所(建物のできるだけ高いところや、山・がけなどから離れた部屋)に移動し、身の安全を確保してください。

大雨で周辺が浸水した家のイメージイラスト

 

あなたの備蓄は何日分?防災士に聞く!備蓄のススメ

災害時には、自宅が直接の被害を免れても、道路の寸断や停電・断水などにより必要な物資がすぐに手に入らないことがあります。彦根市では、最低3日分、なるべく一週間分の食料・飲料水などの個人備蓄を推奨しています。

防災士として活躍中のお二人に、備蓄のコツと防災への心得を聞きました!

並べた防災用品と二人の女性。説明文「持ち出し用かばんは玄関や縁側など取り出しやすいところに置く。トイレは絶対に必要。懐中電灯は、暗闇で光る蛍光シールを貼っておくと停電時に見つけられる。停電時、スマホや扇風機の充電にソーラーパネルが活躍。水は賞味期限が切れても生活用水として使えます。ガスボンベで使用可能なヒーター。ラップと紙皿は断水時に重宝します。高耐熱ポリ袋は湯煎で炊飯などの調理可能。」

右:日本防災士会滋賀県支部副支部長、防災士 小野さん
左:日本防災士会滋賀県支部会員、防災士 大宮さん

写真は小野さんの備蓄品の一部

「備えや知識があれば、救える命があるんじゃないか」。

阪神・淡路大震災の被災経験を持つ小野さんの言葉には、切実な願いが込められています。その小野さんとの出会いをきっかけに、「防災は他人事ではない」と一念発起して防災士になった大宮さん。お二人は今、地域に根差した防災啓発に全力を注いでいます。

しかし、活動の中で、人々の意識を変える難しさを感じています。「滋賀県は災害が少ないと思われがちですが、彦根市にも活断層はあり、南海トラフでは震度6弱が予想されています。でも、講習会で問いかけると、備蓄がある人は全体の3分の1以下、避難場所を知る人は40人中わずか3人だったこともあります」。

大災害の直後、公的救助がすぐに届くとは限らないと言い、「最初に頼りになるのは、自分自身の備えと地域の団結なんです」と二人は力を込めて話します。「災害が来たら諦めるという人もいるけれど、私たちは大切なご近所さんを絶対に放っておけません」。だからこそ、一人ひとりが自分の身を守る準備をし、助け合える土台を作ることが不可欠だと訴えます。

お二人が提案する「今すぐ実践できる一歩」は、難しくありません。家族で被災時の待ち合わせ場所を話し合う。子どもに連絡先カードを持たせ、公衆電話の練習をする。あるいは、普段のカバンに携帯トイレを一つ忍ばせておく。防災の話を聞く機会があれば、参加して知識をつける。備蓄を充実させる。

「今年1年で、何かひとつだけでも、頑張ってみませんか?」

防災士の活動に興味のある方へ

商業施設に設置されたブースで啓発を行う会員たちの様子の写真

防災フェスタでの啓発活動の様子

お二人が所属する、日本防災士会滋賀県支部湖東ブロックでは、自治会への防災講座など、地域に密着した防災の啓発活動を行っています。

活動に興味がある方はぜひ滋賀県支部のFacebookをご確認ください。

日本防災士会滋賀県支部Facebook(別ウインドウで開く)

ローリングストックのススメ

普段から食べている食料品や飲料水を少し多めに買っておきます。災害時、食べ慣れた食品にほっと安心できるはず。

ローリングスト

非常持ち出し品 例 (大宮さん私物)

非常用持ち出しカバンの画像。携帯トイレ、食料はバランス栄養食と羊羹、アルミシートは床に敷いたりかぶって防寒したり、水は500ミリリットル2本が一人分

災害はいつ起こるか分かりません。
普段のお出かけにも備えを!

大宮さん写真「携帯トイレ、ポンチョ、笛、小銭、歯ブラシ、お薬手帳を普段から必ず携帯しています。ポンチョはプライバシー確保に役立ちます。」

在宅避難を行う場合に備えて、備蓄品を確保しておきましょう

推奨備蓄品一覧
食料品の備え 生活用品の備え
  • 飲料水
    (1人1日3リットル目安)
  • アルファ化米
  • 缶詰
  • レトルト食品
  • ビニール袋
  • トイレットペーパー  
  • ティッシュペーパー、
    ウェットティッシュ
  • 生理用品 
  • コンタクトレンズ、眼鏡
  • 救急用具
医薬品の備え ライフライン停止への備え
  •  処方せん
  • 粉ミルク、ベビーフード
  • おむつ、おしりふき
  • アレルギー対応食
  • 補聴器
  • 入れ歯洗浄剤
  • カセットコンロ、ボンベ
  • 懐中電灯、ヘッドライト
  • 乾電池
  • ラジオ
  • 非常用トイレ
  • 充電器

 

トイレ備蓄のススメ

断水すると水洗トイレは使えません!

非常用や携帯用のトイレ処理剤を用意しておきましょう。トイレ処理剤は、1人1日5回分必要とされています。

トイレ処理剤の使い方。トイレに添付の袋をセットします。排泄後、凝固剤を振りかけ固めます。(排泄前使用のタイプもあります。)密閉し、ごみ回収が来るまで、蓋つきの入れ物などに保管します。(袋の空気を抜く。)事前に別のポリ袋をトイレにかぶせておくと、処理剤使用時に汚しません。
組み立てトイレの組み立て前後の写真。男性「トイレになった!」

トイレ処理剤は、自宅の洋式トイレで使用できますが、組み立て式のトイレがあれば、より便利です。

防災訓練に参加しましょう

彦根市では、毎年、大規模な防災訓練を開催しています。 地域住民参加型で、避難行動や運営など実際に体験し、防災の知識や意識を高める大切な機会です。

令和8年11月28日(土曜日)に、荒神山公園と金城小学校にて、起震車による地震体験などの体験コーナーや、防災広報・展示を行う予定です。 詳細が決まり次第、ホームページなどでお知らせしますので、ぜひご参加ください。

指導を受けながら土嚢作り体験をする子どもたちの様子
校舎に向かって放水する消防士たちの写真

▲令和7年度防災訓練の様子
(注意)住民参加型訓練は、年ごとの対象自治会からの参加となります。

この記事に関するお問い合わせ先

総務部 危機管理課

電話:0749-30-6150
ファックス:0749-23-1777

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