令和6年度 彦根市家庭系燃やすごみ組成分析調査結果について
彦根市では、彦根市一般廃棄物(ごみ)処理基本計画において、1人一日当たりのごみ排出量の減量目標を、「令和13年度に、令和元年度実績値から15%の減量」(880g/人・日 ⇒ 750g/人・日)としています。
本調査は、家庭から出る燃やすごみのごみ質や分別状況を把握することにより、ごみの発生抑制や再使用・再資源化に係る施策、ごみの減量対策の検討に役立てることを目的として実施しました。
調査方法
- ごみ集積所(5箇所程度)から収集した「家庭系燃やすごみ」のうち、30キログラム程度について分析
- 調査回数は2回(6月と9月)
- 厨芥類を対象に含水率を測定
組成分析調査結果(年間平均)

過去の組成分析調査(平成29年度から令和元年度)の結果との比較
- 生ごみは、5.3ポイント減少していました。3キリや生ごみ堆肥化等の取組による効果が表れてきたものと考えています。
- 紙ごみ(新聞紙、雑誌、紙パック、ダンボールおよび雑紙類の合計)は、2.5ポイント増加していました。
調査結果からわかったこと
生ごみ・食品ロス

生ごみの内訳
- 生ごみのうち、食べ残し等の「食品ロス」の割合は45.1%であり、令和5年度のごみ量から推計すると、約2,230トンもの量になります。食品ロスは、食べキリ、使いキリ等を行うことで、減らすことができます。
- 生ごみの73.4%が水分でした。生ごみは、水分を多く含んでいるため、水キリを行うことで、減らすことができます。
資源化できる可能性があるもの

- 資源化できる可能性があるものの割合は、全体の36.2%を占めていました。
- 容器包装プラスチックや紙ごみ、布類はきちんと分別することで資源化することができます。
ごみを減らすためにできること
以下の取組を一人ひとりが実践いただき、引き続き、ごみの減量や資源化にご協力をお願いいたします。
生ごみ・食品ロス
3キリ
水キリ、食べキリ、使いキリの3つの「キリ」を表したものです。
3キリを実践いただくことで、生ごみを減量させることができます。
彦根市ごみ削減推進協議会
生ごみを中心に彦根市のごみ削減に関する普及・推進を行う団体で、市内の簡易生ごみ処理普及事業委託団体の代表、市職員およびその他の団体で構成されています。
ごみ削減に関する講習会の実施やブース出展のほか、ボカシ(米ぬかやもみ殻などに有用微生物を混ぜ合わせたもの)を使った生ごみ肥料作りなどの普及活動に取り組んでいます。
食品ロス
食品ロスとは、まだ食べられるのに捨てられてしまう食品のことで、過剰に除去した可食部分(野菜や果物の厚むきなど)、食べ残し、未利用食品(賞味期限・消費期限切れなどによる手つかずの食品)などが挙げられます。
もったいないだけでなく、ごみ処理費用の増大や環境への負荷が問題になっています。
容器包装プラスチック
食べ物や製品を入れたり包んだりしていた、プラスチック製の容器や包装のことです。
食品等で汚れていないもののほか、軽く洗って汚れが落ちるものは、水洗いし、きれいにしてから「容器包装プラスチック」に出しましょう。
(注意)簡単に洗い流せないものは「燃やすごみ」に出してください。
【例】
袋・カップ、容器・パック、トレー・発泡スチロール、キャップ・ラベル、液状製品などの容器 など
分別方法がわからないものは、「家庭ごみの出し方検索」で調べられます。
新聞紙、雑誌、紙パック、ダンボール、雑紙類、繊維類
スーパーやドラッグストア等が行う店舗回収
彦根市内では、新聞、雑誌、ダンボールなどの古紙等を専用ボックスで回収し、資源化に取り組まれている店舗があります。
平日のほか、土曜日、日曜日、祝日でも回収時間内であれば、都合の良いときに出せる等のメリットがあります。
子ども会や自治会等が行う集団回収(リサイクル活動推進事業奨励金)
ごみの減量とリサイクル活動を推進するため、資源回収活動を行う団体に対し奨励金を交付しています。
【対象団体】子ども会・自治会・PTA・老人会等(市内団体に限る)
【対象品目】新聞、雑誌、ダンボール、紙パック、繊維類
【資源回収協力業者】株式会社石田産業、有限会社杉本紙業、東陽紙業株式会社
市が行う行政回収
自治会の要望を受けて、市が定期的に回収を行っており、お住まいの自治会によって回収場所が決まっています。
全ての集積所に出せるわけではございませんので、ご注意ください。
その他の取組は、以下のリンクをご参照ください。
更新日:2024年12月23日