<総評>
今年度は応募者数はやや少なめでしたが、レベルの高い作品が多く、少数精鋭といった感を呈しました。ただ、できれば直接出会って「ここをもう少しこうすれば・・」と話したいと思う詩がいくつもあったように思います。
詩は「なかに本物のひきがえるがいる想像の庭」だと言った詩人がいます。少し難しく「言葉で世界を捉えなおすこと、あるいは再構築すること」も至言だと思います。想像力を広げて自由に自分の周囲を言葉にし、今までとは違う言葉で現実の世界を浮かび上がらせること。勇気をもってもう一歩を踏み出し、新しい詩を目指してほしいと思います。
幸い滋賀には、自由で闊達な勉強会を毎月開かれている団体もあり、誰でも自由に参加することができますので、ぜひ出かけて、広い意見に耳を傾けてみてください。
勉強会についてお知りになりたい方は、教育委員会文化振興室までお問合せください。
(尾崎 与里子) |